2.迎えてすぐの子犬の扱い方、守ってもらいたいこと

2.迎えてすぐの子犬の扱い方、守ってもらいたいこと

◎到着後3日間ほどはゆっくり休ませてあげましょう。

可愛い子犬ですから、きっと抱っこしたり、遊んであげたりしたいことでしょう。
お気持ちはわかりますが、初めての長旅で、また環境が変わったことで子犬は心身ともに疲れています。
特に、到着後3日間ほどはあまり構いすぎず、ゆっくり休ませてあげましょう。
長々と構わずに、食事の前後などに30分程度の時間を決めて構ってあげてください。

 

◎室温にご注意を。
犬も人と同じで、寒い時は寒い、暑い時は暑いのです。
この心配りを忘れないでください。

 

◎ケージやサークルから出して欲しくて騒いでも、騒いでいる時には、 決して出さないでください。

子犬がケージから出たがって、キャンキャン泣いても決して出さないで下さい。
最初の内は興奮して騒ぎます。
甘やかして出してしまうと、「吠えたら出してもらえる」と学習し、無駄吠えの原因となります。
食後に出して遊んであげるなど幼い間はルールを決めて 下さい。

 

◎3日間ほどの夜泣きは当たり前。泣いてもケージから出さないでください。

夜中に泣いても決してケージから子犬を出さないでください。
それから、寝床に連れて行くなどあまやかさないでください。
本能的に親犬や兄弟との生活を思い出して寂しがっているのです。
これからはあなたが家族であり親です。個体差はありますが、長くても1ヵ月以内には徐々におさまります。
なお、日中家に誰もいない環境の場合は長引く傾向にあります。

 

◎トイレは位置を決めたら動かさないでください。

寝床は狭くて構いませんが、トイレは広めに確保してください。そこで動く事により、利尿作用が生じます。最初は、トイレのタイミングに間に合わせ、飼い主がトイレに連れていきます。
トイレの位置を動かしてしまうと、わんちゃんは混同してしまいますので、トイレの位置は一度決めたら動かさないことが大切です。
その内に、自分でそこに移動してトイレを済ませるようになります。これ が、トイレトレーニングの基本となります。

 

◎犬は1日20時間寝ています。朝晩の食事の後や外出から帰られた後など、時間を決めて遊んであげてください。

人間の赤ちゃんも同じですが、犬も子犬のうちは良く寝ます。
生後どのくらいか、また犬種や個体差もありますが、1日16時間以上寝ているのは当たり前です。
人間の都合で(「可愛いから」など)無理に起こさないでください。