飼い主さんになった方へ
飼養承諾確認について
◆二度と見たくないガス室
現在、全国で年間28万頭の犬猫が殺処分されています。ガス室で炭酸ガスによる安楽死(実状は窒息死)を施され、焼却されているのが現状です。
死を待つばかりの犬は、最後まで信頼に満ちた視線で、人に近づこうとします。
また、猫も前足を必死で伸ばし、胸が痛くなる声で鳴いていました。
ガス室にいるその子達の目は、最後の救いを求めているようで直視できませんでした。
捕獲された犬の抑留は最低3日と法律で決まっているものの、多少長めに保護期間をとっているところもあるようです。
もし愛犬が迷子になった時にはすぐに所轄の動物愛護センターもしくは保健所に問合せをしてください。
◆飼えなくなる理由
多い理由として、引越し、問題行動、病気、老齢、また飼い主の高齢化、病気等です(問題行動とは無駄吠え、脱糞、ボケ、咬む、権威症候群—犬のわがまま)権威症候群につきましては、飼う前に「子犬の社会化期段階でのしつけの重要性」を理解していれば防げることです。
また、飼い主の指導育成もこの業界に今欠けている部分であると強く感じています。
このような不幸を改善して、努力により1頭でも多くの命を救う為にも、飼う前に終身飼養承諾の確認、しつけにご協力いただけるようお願いします。
●飼養承諾確認書
1. 飼養環境に問題はない。(ペット可の住居、近隣に迷惑を掛けないなど)
2. 家族の合意がある。
3. ライフスタイルに合致している。
4. 散歩等、ペットの健全な生活を保つために費やせる時間を確保できる。
5. フード・予防接種・医療費等の生涯費用を確保できる。
6. 最低限のしつけは責任を持って行う。
7. 最低限の病気予防知識を持ち、予防措置及び健康管理を行う。
8. 最後まで責任を持って飼養する。
9. 狂犬病ワクチンを接種の上、保健所に登録し、鑑札や注射済票を付ける。
10. 繁殖する予定がない場合は、避妊・去勢を検討する。
11. 予防接種やその際の簡単な健康診断、フィラリア対策は必ず毎年実施する
12. 引越しする場合は、ペットを飼養する事が許可された住居を探す。
13. 健康に異常を感じた時は、動物病院での検査・治療を受けさせる。
14. ペットの医療費は高額である事を認識し、必要に応じてペット保険への加入も検討する。
15. 迷子になった時は、至急に所轄の動物愛護センターに連絡する。
勝手なお願いかもしれません。
しかし命の大切さとその意識を持つ事により、こんな悲惨な状況 を少しでも減らせると信じております。
飼った後のしつけについても、アフターフォローをいたしますの で、いつでもご相談ください。
私たちは販売する犬や猫はすべてを家族の一員という気持ちでおりますので、どうぞ末長 いおつきあいをお願いいたします。