(4)ペットを襲う病気

(4)ペットを襲う病気

愛犬の健康を守るためにも、しっかりとコミュニケーションを取り、ちょっとした変化に気づけることで、病気を未然に防ぐことができます。

少しでも『おかしいな』と感じた時には、すぐに獣医師に診てもらいましょう。

 

 

◆体の大きさと主な犬種のかかりやすい病気
●大型犬

肘関節、股関節の形成不全、首の椎間板へルニアなど、骨や関節の成 長に関係した病気が多い。

 

◎ゴールデン・レトリーバー
 股関節形成不全、白内障や進行’性網膜萎縮などの眼疾患、心臓病が3大遺伝病。長毛種のため、皮膚病も発生しやすい。

 

◎秋田犬
 皮膚病にかかりやすい。フォクト・小柳・原田様症候群(ブドワ膜網膜炎)という免疫に関連のある目の遺伝病もある。

 

◎イングリッシュ・セター
 尾を傷つけやすく、出血すると長引く場合も。老犬は白内障や難聴、鼓腸(腸内にガスが充満する)になることが多い。

 

◎コリー
 寒冷地原産のため、夏の強い紫外線に弱く、鼻筋や目の周囲に炎症がひろがる日光性皮膚炎に要注意。コリーアイという目の先天性疾患が原因で、眼内出血や緑内障になることもある。失明する網膜の病気も警告されている。

 

●小型犬

水頭症、膝蓋骨の脱臼が多い。頭骨の合わせ目(泉門)が開いてる犬種は頭部への衝撃に気をつける。老齢期は、歯肉炎、心藏病にご主意。

 

◎シーズー
 顔が偏平で目が大きいたの、角膜炎など目の病気が多い。目のまわりの皮膚を引っ張ると、目が飛び出してしまうことも。喉頭`呼吸器疾患や、皮膚が脂っぽくべタベタした脂漏性の皮膚病になりやすい犬もいる。

 

◎チワワ
 呼吸器疾患、眼疾患のほか、先天性のものとして脳神経疾患(水頭症、後頭骨形成不全)になりやすい。

 

◎マルチーズ
 血小板減少性紫斑病の報告ゴ多い。老犬になると心臓病をおこしやすい犬も。運動時に出る咳や疲れが見えたら要注意。外耳炎にも気をつけたい。

 

◎ヨークシャー・テリア
 アレルギーや膿皮症などの夏膚病になるケースが多い。目のまわり被毛も結膜炎の原因に。歯周病にも注意。

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