(5)ハウストレーニング

(5)ハウストレーニング

ワンちゃんが安心して過ごせる場所としてハウストレーニングが大事になってきます。
またハウスとレーニンがいろんな場面でも活躍をします。

●車・電車移動のとき

●病院やホテルに預けるとき

●お客さんが来た時

 
用意するハウスの目安:ハウスに入った後、無理なく体を動かすことのできる幅と奥行。

立つことのできる高さ。大きすぎるハウスはあまりよくありません。

愛犬の体にピッタリのサイズからワンサイズ大きいぐらいがジャストサイズです。

 

1.狭い空間に慣れることから始めます。

扉を開けたままハウスの中にフード(10粒程度)をまいて、ワンちゃんが自らハウスに入っていくように誘導します。

これを数回します。

このときはまだ扉は閉めません。ここで閉めてしまうと閉じ込められたと思い、ハウスに対して強い警戒心を持ち、フードでの誘導ができなくなります。

 

2.1でハウスにすんなり入れるようになったら、次は手にフード、おやつを持ち、愛犬ににおいをかがせ、手をハウスに入れ、ワンちゃんが誘導の手を追ってハウスの中に入るようにします。

全体がハウスの中に入ったらフードを必ずハウスの中であげます。これを何度か繰り返し、誘導でハウスの中に入ることに慣らしていきます。

手で無理やり押し込むことはやめてください。

ハウスに対しけ警戒心がうまれ、ハウスに入らなくなってしまいます。

 

3.ハウスに「入る」ことに慣れたら、ハウスの中でとどまる事を教えます。

誘導の手でハウスに入ったら、愛犬が出てくる前にハウスの中にフードを1粒投げいれます。

出てくる前にごほうびを繰り返すことで、ハウスがよい場所だと理解していきます。

ワンちゃんがフードを食べ終わったらすぐにハウスから出てきてしまわないように。

次のフードが出て来るまでハウスで待てるようになりましょう。

 

4.ハウスの扉を閉めるに慣らしていきます。
ワンちゃんが飛び出さなくなったら、ゆっくりと扉を閉めます。扉を閉めたらハウスの隙間からフードを入れます。食べ終わったらすぐに扉を開けてあげましょう。

これを繰り返し閉じ込められたという心理にならないようにしましょう。

 

5.扉が閉まった状態でハウスの中に入れるようにしていきます。
扉を閉めた状態で、フードを入れます。フードをあげる感覚を少しずつ伸ばしていきます。
いきなり時間を伸ばしていくのではなく、途中途中にいったんハウスの扉を開けて愛犬を出し、「いったん閉まっても閉じ込められるのではない」ということを伝えてあげるのがポイントです。

 

<アドバイス>
多くの犬はハウスを布で覆い、視界をさえぎってあげたほうが落ち着きます。
見えることによって犬も人間もお互い気になります。
ワンちゃんが人を見て出たいという気持ちになってしまいます。
落ち着かせるためにも周りを見えなくしましょう。

 

 

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