(6)しつけの基本・叱らなくていい安全な環境を作ろう

(6)しつけの基本・叱らなくていい安全な環境を作ろう

家の中には子犬にとって危険がいっぱいあります。

過って飲み込んだりすると命の危険を伴うことも少なくないでしょう。

【危険な ものは届くところに置かないようにする】、【長時間見られない際はサークルなどで行動を制限する】などということも安全の為に は必要なことです。

また、やってはいけないことが多すぎるのも問題です。

人間の赤ちゃんと住んでいるような気持ちで、子犬を迎 えるにあたって相応しい環境を作ってあげることも大切なことです。

飼う前、飼ってからも危険に気づいたらすぐに対策をとり、事 故が起こる前に飼い主さんがわんちゃんを守ってあげましょう。

人と同じように自由に家の中を歩き回れるよう放し飼いにするこ とは、犬にとって必ずしも幸せではありません。

事故や怪我は放し飼いをすることで引き起こされています。

わんちゃんを守るため にも、行動を制限することも必要です。

 

・・・留守がちなお宅の飼い主さんにお願い

留守がちな環境では飼い主が外出中に犬がどんな行動を取るか分かりません。

十分安全に気をつけていても、思わぬ事故は つきものです。

留守番をさせる時は、サークルやケージなど行動を制限できるスペースに入れてあげましょう。

狭いスペー スなら、警戒心をあおることもなく留守中の無駄吠え防止にも役立ちます。

 

ポイント

◆壊される恐れのあるものはわんちゃんの届かないところへ置く。
◆電気のコードは見えないところへ置くか、カバーをかける。
◆コンセントはプラグをプラスチック製のものに変えるなど安全をはかる。
◆家庭用化学製品(洗剤・台所用品など)は安全なところへしまう。
◆浴槽は常にフタをし、浴室のドアは閉めておく。
◆誤飲、誤食しそうな小さなものは常に片付ける。
◆室内の植物や庭の植木はわんちゃんがいじれないようにする。
また、以下の植物には特に注意が必要です
ポインセチア、ツツジ、ロードデンドロン、ダムケーン〈唖甘蔗〉、日本いちい、西洋夾竹桃、セイヨウキズタ、白ゆり、アザレア、しゃくなげ、月桂樹、など
◆ガレージではエンジンの潤滑油や、その他毒性のある化学製品(特に不凍液)は安全なところに格納する。
◆プールなど水が溜まるところがあれば、覆いや周囲の柵は万全か点検する。
◆屋外犬舎を作る場合、運動場内を十分日光が照り、雨露のしのげる場所にする。
(広さは子犬が成犬になっても十分快適に生活できる程度のスペースを確保)
◆放し飼いは犬にとって必ずしも幸せなことではないことを理解する。

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