(6)ツメ、目・耳、歯のケア
爪のケア
爪のお手入れは、犬と接触する人の安全面や衛生面の確保のためにも大切です。
また、自分で体を掻いた時など傷つけてしまっては大変なので こまめにケアをしてあげましょう。
爪の先がとがっているようなら、 お手入れが必要なサインです。
◆お手入れが必要な目安は約4~6週間に一度。(環境などにより差があります。)
◆犬専用の爪切りを使用する。(ヒトの爪切りは使用しない。)
◆足の平を優しく拡げるようにして、爪の先の部分をほんの少し切る。
◆あまり深く切ると、血管や神経を傷つけてしまうので注意する。
◆爪切りを嫌がり危ない場合は、無理せずに動物病院やトリマーに相談しましょう。
目・耳のケア
目の周りや耳をふきながら、健康チェックもお忘れなく!
目の周りや耳は汚れやすく、敏感な部分です。
お手入れには 細心の注意を払って、定期的に行いましょう。
◆目の周りは、ぬるま湯で湿らせたコットンでやさしく拭く。
◆耳は、専用の洗浄液等をコットンなどに染み込ませて拭く。
◆綿棒の使用は避け、耳の中にコットンの残骸を残さないように気をつける。
◆目やにや充血がひどい場合、耳の悪臭やただれ等の症状があったら動物病院の診断を受けるようにしましょう。
歯のケア
毎日きちんと続けて歯周病予防を! 歯のケアを怠ると、思わぬ疾患を招くことがあります。
歯垢をそのままにしておくと歯石に なってしまい、歯肉炎、歯周病の原因になります。
口臭もひどくなり、歯の痛みによる食欲低下や全身状態にも悪影響を与えます。
◆まずは口を開かせ、歯と歯肉のチェックに慣れさせる。
◆歯ブラシを用い、丁寧なブラッシングを習慣づける。
◆嫌がるようなら、指にガーゼや清潔なタオルを巻いて歯を磨く。
◆定期的に口腔内の様子をチェックし、異常があれば動物病院に相談しましょう。
◆歯磨きは、子犬のころから習慣付けましょう。